休みも取れたし、ちょこっと小旅に出ることにした。
せっかくなので、雪のある方面へ行くことに決めた。
天気も悪くなさそうだし、運転もなんとかなりそうだ。
でも、やっぱり雪道運転は怖い。。。 気合いを入れて出発。
渋滞もなく順調に進む。 高速を降りる。 あれれ? 雪は?
暖冬で雪不足とは聞いていたけど、これほどまで無いとは、びっくり。
車を止めて、河原で、まくらのガス抜き。
ノンストップで来たからね。
まくらは川を見て大喜び。
あの~、雪遊びに来たはずなんですけどね。。。
暖冬だけど、谷川岳からの寒風がピリリと冷たい。
泳ぐのはやめれ。
とりあえずチェックイン。
旅館の女将に聞いてみる。 「雪、本当に無いんですね~」
「そうなの。去年は屋根を壊すくらいに降り続けたのに、
今年は極端に降らないのよ。 こんなの初めてよ~。」
あまりの異常気象に、もう呆れてる感じ。
でも、もう少し山の方へ入れば、雪はあるとのこと。
さっそく谷川岳方面へ行ってみる。 ほっ♪ あったあった!
ズボズボ、ザクザク、あんまり良い雪じゃないなぁ。
ま、しょ-がないか。
まくらは雪質なんて気にしないらしいけど。
しばらく、掘ったり、走ったり、投げたり、はまったり、
滑ったり、転んだり、遊んでたら、なんだか吹雪いてきた。
目の中に雪が入ってくるし寒くなってきたので撤収。
旅館に戻る。 部屋に入る前に、まくらの入浴。
ここの宿は、玄関前に犬用の温泉施設がある。
まずは軽く流して、それから湯船にジャブ~ン。
冷えた体に気持ちいいだろ~。ザブザブと頭から掛け湯。
ほれ~、すっきり、キレイになったべ~♪
タオルも貸して頂けて、至れり尽くせり。
美しくなった(?)まくらと、部屋で寛ぐ。
いや~、畳は落ち着くだ~ね。
そして夕食。 犬も食事処まで同伴できる。
この日は、ちょっと?な飼い主さんが多く、吠えられまくったけど、
寝るのが特技のまくらさん、ワタシの足下で爆睡。 さすがじゃ。
ゆっくりたっぷり食べて、美味しく満腹、ごちそうさま。
部屋に戻り、今度はまくらのゴハン。 冷蔵庫があるから、手作り具材の保管も便利。
まくらも満足したし、さ、ワタシが温泉に入ってこよ~。
「まぁ~、ちょっと風呂入ってくるからね~」っと言って出て行く。 まったく無反応。
あれ、生きてるか? 確かめる為に、もう1度部屋に戻り、まくらを見てみる。
ガ-ゴ-寝ている。 生きてるならいいや、と、改めて大浴場へ。
じ~っくりゆ~っくりお湯を味わう。 やっぱり温泉はいいなぁ。
ほこほこして部屋へ帰る。 「ただいま~」 「・・・・」 相変わらずズゴ-っと寝ていた。
旅慣れてるとはいえ、飼い主が居なくなっても何も感じないのかねぇ。。。
翌日、快晴。 雪遊び日和だぞ-(雪ないけど)
朝一は川沿いの遊歩道を歩く。 そしてまた、まくらは泳ぎたがる。
水があったら泳がなきゃいけないのだろうか。 フラットにはそういう義務があるのかい?
かと言って、勝手には泳がない。 何かを投げないと泳がない。
「水があったら、レトリ-ブをしなければならない」ってゆ-のが正解なのかな?
朝食後、今回は藤原湖方面へ行ってみた。 本当に雪が少ない。
雪の林道を少し散策する。 木々の間からのぞく青空が清々しくて気持いい。
まくらは、ゴロンゴロンして雪を感じている。
午後からは、谷川岳方面へ。 行ける所まで行ってみよう~っと車を走らせる。
結局、終点に着いてしまった。 谷川岳ロ-プウェイまでワタシの運転で普通に走れるなんて。。。
本当に雪が降ってないんだな~。
全国的に雪が極端に少ないから、今年は水不足が心配だと聞いた。
豪雪も困るけど、このまま、こんな状態が続いていったら、
自然も動物も植物も人間も、生きていけなくなっちゃうな。
なんて考えながら、まくらと雪の広場で遊ぶ。
河原に降りる。 浅いところをバシャバシャと歩いてみる。
まくらも川の中を歩く。 真冬の雪国なんだけど。 酔狂なワタシたち。
そして温泉街へ戻ることにする。 が、途中で「散策路」の案内板を見つける。
これは歩いてみるしかないでしょう。 吊り橋を渡り、誰も居ない田舎の小道。
歩きやすいし、まくらも自由に出来るし、掘り出し物だったね。
途中で、まくらが脇の方へ。 ♂のキジを見つけた。
犬がかなり近付いてるのに逃げないなんて、のん気な鳥だわ~。
そういえば、道路沿いにサルもいた。
イヌ、サル、キジ、桃太郎かよ(笑)
軽い散策を楽しんでから、温泉街へ。 街中をグルっとまわる。
例年なら豪雪地帯なので、冬支度はバッチリしてある。
ガ-ドレ-ルや消火栓が雪に埋まっても
何処にあるか分かるように、長い棒が沿えてあるし、
各家には雪囲いもしてあるし、木々も雪吊りがしてあったり。
でも今年は、すべてが用を成していない。 肝心の雪がないから。
雪が積もらないのは、生活するにはとても楽だろう。
でも水不足になったり、観光客が減ってしまったり。
雪国の暮らしは雪に支えられているんだね。
宿へ戻り、まくらの温泉浴。 どんなに汚れたとしても玄関先でキレイにできるので便利。
そしてワタシも風呂風呂~♪ 温泉と清流がある所に住みたいよ~。
夕食を頂き、ゴロゴロしてるうちに就寝。
そして最終日。 曇天模様。 朝散歩の時にポツポツ落ちてきた。 雨。
え、 雪じゃなくて雨なんだ。 やっぱり異常。
朝食後、チェックアウト。 宿の皆さん、まくらを可愛がって下さり、本犬も嬉しそう。
最後に、もう1度雪を見てから帰ろう。 軽く雪と清流で遊ぶ。 帰りたくないな~。
名残惜しいけど、雪と川に別れを告げて、お土産を買って、高速へ。
あ~、現実に戻らなければ。 でものんびり出来て楽しかったな。
また2人旅に出るぞよ、まくらさん。